eBay輸出ビジネスを始めたいけれども、返品きたらどうしよう?
国内と違って英語で対応しないといけないから、不安になります…
eBay輸出で物販ビジネスをするなら、返品はいつか必ずきます。
誰でも必ず通る道なので安心してください。
僕もeBayの返品は最初怖かったです。
ただ返品対応はそこまで難しくないので安心してください。
覚えてしまったら国内と変わりません。
急に返品依頼が届く前に、この記事を読んで返品依頼(リターンリクエスト)の対応方法を学んでおきましょう。
eBayでは返品依頼(リターンリクエスト)が届いたときに、正しい対応方法ができず対応が遅れてしまうと、商品を返してもらえないまま全額返金される可能性があります。
セラー(販売者)からすると、商品代金と送料ダブルパンチで損をします。
正しい知識で身を守ることが大切ですので、しっかりと今回開設する方法を頭に叩き込みましょう。
eBayの返品依頼(リターンリクエスト)とは?
eBayではバイヤー(購入者)が返品をしたいと思うと、プラットフォーム上で返品依頼をかけることができます。
これをeBayでは、「リターンリクエスト」と呼びます。
これは海外でも共通の言語なので覚えておきましょう。日本語で言うと「返品依頼」になります。
国内のメルカリやヤフオクなどのプラットフォームでは、この返品依頼の機能はなく個別でメッセージをしてやり取りをします。そのため、国内物販をしている方からすると耳慣れない言葉になりますよね?
このリターンリクエストは、eBayのプラットフォームが仲介に入ってくれることを意味しております。
もちろんメッセージのみで返品依頼を承ることは可能ですが、バイヤー(購入者)が「リターンリクエスト」を開くことで安全に返品対応することができます。
このリターンリクエストは、バイヤー(購入者)が自由に開くことができます。
間違ってオーダーした。気分が変わった。
などの理由でもバイヤー(購入者)は開くことができてしまいます。
リターンリクエストを開かれる理由は、「バイヤー都合」か「セラー都合」になります。
どの理由で開かれても対応する必要があります。
日頃からクレームが来ないように、商品の欠陥がないかや在庫管理を適切に行っておく必要があります。
それでは、リターンリクエストを開かれる理由について解説します。
eBayでの返品(リターンリクエスト)の内容を解説
eBayで商品が返品(リターン)される理由は、購入者(バイヤー)が商品に満足できなかったからです。
商品が満足できない理由はいくつかありますので詳しく解説していきます。
- バイヤー(購入者)都合の返品/リターン
- セラー(販売者)都合の返品/リターン
それでは順番に解説していきます。
バイヤー(購入者)都合の返品/リターン
バイヤー(購入者)都合の返品の場合は、基本的には返送料はバイヤーが負担する形になります。
返送料は高額になることも多いので助かりますね!
返送料をバイヤーが負担する場合は、返送ラベルはバイヤーが作成します。
商品の返送が完了されるまで待機しておけばOKです。
商品の発送が完了したら、メッセージで追跡番号を共有してもらうことを忘れずにしましょう。
バイヤー都合の返品理由は主に下記となります。
バイヤー(購入者)都合の返品理由
サイズが合わなかった | Doesn’t fit |
間違えて購入した | Ordered by mistake |
気が変わった | Changed mind |
別のより条件の良い商品を見つけた | Found a better price |
好みではなかった | Just didn’t like it |
これらの理由で返品(リターン)される場合は、返送費用はバイヤー(購入者)負担になります。
返品にかかる送料は負担がないので、快く返品を受け入れて商品の到着を待ちましょう。
返送料がバイヤー負担になる場合は、バイヤー(購入者)が適切に理由を選んだ場合です。
まれにバイヤー都合の返品でもセラー都合の理由を選ぶバイヤー(購入者)もいます。
この場合は、メッセージのスクリーンショットをeBayに提出して報告しましょう。
リターンの設定によっては、これらの理由でもセラー(販売者)が返送料を負担する必要があります。
それは、「free return(フリーリターン)」をセラー(販売者)が設定している場合です。
フリーリターンを設定している場合は、これらの理由でもセラー(販売者)負担で商品の返送費用を支払う必要があります。
返品ラベルもセラー(販売者)が作成して、相手に共有する必要があります。
え?じゃあフリーリターンに設定したら損じゃない?
でもフリーリターンに設定すると、eBayの表示率がアップしたりSEOの優遇があります。
さらに商品が返送中破損してしまったりしても、セラー保護で商品代金の半額が返金されたりもします。
eBayの取引スタイルによって、リターンの設定は変えていくべきだと僕は思います。
セラー(販売者)都合の返品/リターン
セラー(販売者)都合の返品の場合は、返送料はセラー(販売者)負担になります。
そのため発送した送料とは別に、セラー(販売者)が追加で返送料を負担する必要があります。
返品で赤字になる場合は、
この返送料が高額で赤字になる場合がほとんどです。
それではセラー都合の理由を確認しましょう。
セラー(販売者)都合での返品理由
商品に不具合がある、動作しない | Doesn’t work or defective |
出品されてる商品の説明やタイトルと不一致がある | Doesn’t match description or photos |
パーツや付属品が不足している | Missing parts or accessories |
破損した状態で商品が届いた | Arrived damaged |
偽物である | Doesn’t seem authentic |
これらの理由で、返品される場合はeBayのサービス・メトリクス(Service metrics)に影響を与える可能性が高いです。
サービス・メトリクス(Service metrics)が、規定の数値に達すると手数料の増加など利益に直結する負担となります。
セラー(販売者)都合の返品にならないように十分注意しましょう。
もしメッセージのみで返品対応ができる場合は、このサービス・メトリクス(Service metrics)を加味してメッセージ上で返品返金を行う場合もあります。
高額商品はリターンリクエストで対応
低額商品はメッセージで対応など商品によって対応を変えましょう。
eBayで取引をしてると、理不尽な内容でリターンリクエストを開かれ返品対応する場合もあります。
フリーリターンに設定すると、売れ行きは良くなるが理不尽なリターンにも対応しなければいけません。
eBayで返品(リターンリクエスト)が開かれたときの対応方法
eBayで返品(リターンリクエスト)が届いたら、すぐに対応していきましょう。
返品(リターンリクエスト)の期限内に対応しなければ、商品を相手が持ったまま強制的に全額返金される可能性があります。
まずリターンリクエストが届いたら、返送料金などを加味して損失が少ない方法を選択しましょう。
ここで選択肢は3つです。
- 商品を返送してもらい全額返金
- 一部返金で交渉する
- 商品を相手が持ったまま全額返金
まずは上の対応で1番損失が少ない選択を選びましょう。
大抵の場合は、「一部返金交渉」から入ることになります。
返送料など考えたときに、部分返金することで損失が少なくなることが多いです。
一部返金交渉→商品の返送&返金の順番で提案するのが、
損失が最も少なくなる可能性が高い選択です。
上の画像が、リターンリクエストを対応する画面です。
- Accept the return:商品を返送してもらって全額返金
- Give a full refund:商品を返送せずに全額返金
- Offer a partial refund:一部返金交渉をする
- Send the buyer a message:バイヤーにメッセージを送る
それでは順番に解説していきます。
Accept the return(返品&返金)
Accept the returnを選ぶと、商品を返送してもらい全額返金する流れに移行します。
このAccept the returnを選び、Continueを押すと一部返金交渉などはできなくなるので注意が必要です。
※Accept the returnを選んでクリックすると、
他の選択はもうできなくなるので選ぶときは慎重に。
返送ラベルをアップロードして、商品の到着後に商品代金を返金する場合はこの選択を選べばOKです。
Give a full refund(商品を返品せずに全額返金)
Give a full refundは、商品を返送せずに全額返金をする場合です。
返送料が高額で、返送してもらうだけで商品代金の何倍も損をする可能性が高い場合に選びます。
50ドルなどの低単価商品の場合は、
返送の手間や再出品の手間などを考えると
Give a full refundを選ぶことが僕は多いです。
Offer a partial refund(一部返金交渉)
Offer a partial refundは、バイヤー(購入者)に一部返金交渉をすることができます。
100ドルの商品に20ドルの一部返金交渉をする場合は、この選択になります。
バイヤー(購入者)が、オファーした返金額に承諾したら一部返金後にリターンリクエストはクローズされます。
Offer a partial refundは、必ずバイヤー(購入者)にメッセージを送って承諾をもらえてからオファーするようにしましょう。
もし一部返金交渉に承諾されない場合や、オファーを無視される場合は身動きが取れなくなります。
リターンリクエストの期限を超えてしまうと、相手が商品を持ったまま強制的に全額返金されるケースを開かれる可能性があります。
個別メッセージで承諾をもらってから、必ずオファーをするようにしましょう。
Send the buyer a message
Send the buyer a messageは個別にメッセージを送ることができます。
eBayのメッセージ機能から送ることもできますが、リターンリクエスト上で送ることにより履歴が表示されるようになります。
メッセージの履歴が一覧で表示されるので、どのように対応しているかすぐに確認することができます。
何か問題が起こったときにeBayに説明しやすいように、僕はこの機能で返品に関するメッセージを送るようにしています。
Accept the returnで商品を返送する流れ
商品を返送して返金するまでの流れは下になります。
シンプルな流れになりますので、
初めての人でも安心して進めることができます。
- リターンリクエストでAccept the returnを選ぶ
- 返品ラベルを作成する(返送料セラー負担の場合)
- 商品の到着を待つ
- 商品の到着後に返金する
Accept the returnを選ぶと、返送ラベルをアップロードする画面に移動します。
こちらを選択することで、商品を返送し代金を返金する流れに移動します。
商品を手元に戻し、バイヤー(購入者)に返金する場合はこちらを選択してください。
次に、クーリエで返送ラベルを作成する。
FedExの公式サイトからラベルを発行することができます。
FedExの公式サイト
今すぐ出荷→上の画像の赤枠の部分で、「お荷物を輸入する」を選択
連絡先の部分にバイヤー(購入者)の、連絡先や住所を入力すればOKです。
返品ラベルを発行したら、PDFでアップロードします。
このとき必ず「追跡番号」を入力しましょう。
アップロードが完了したら下の画面のように、発送から到着まで見れるようになります。
この状態でバイヤー(購入者)の発送を待ち、荷物が到着するまで待ちましょう。
バイヤー(購入者)の返送期限が過ぎた場合は、自動でリターンリクエストが閉じられます。
もし閉じられない場合は、eBayに問い合わせすればクローズしてくれます。
以上が商品を返送してもらって、商品代金を返金する手順と流れになります。
eBayで高額商品を返送してもらい返金するときは、また別の注意点もありますので合わせてこちらの記事も参考にしてください。
eBayの返品手順は正確に慎重に処理しましょう
eBayで商品の返品処理をするときは、正しい手順で正確に行いましょう。
バイヤー(購入者)が、安心して取引できるプラットフォームがeBayです。
手順を間違えたり怪しい動きをしてるとeBayに思われると、こちらに非がなくても商品が戻らないまま強制全額返金になるケースもあります。
正しい手順を理解し、eBayではアカウントや自分の資金を守る防御力もしっかりと身につけていきましょう。
僕も過去に全額返金を経験しましたが、高額になればなるほどダメージが大きいです。
eBay輸出を独学で始める人は、
この防御力を身につけずにアカウント停止に
なる方が多いので注意が必要です。
自分のアカウントや資金は、知識で防御して正しいeBayの取引を心がけていきましょう。