eBay輸出で荷物を発送していると、商品の荷物が届かない場合があります。
バイヤー(購入者)から、
「商品が届かないけど、どういう状況?」
「追跡番号を確認しても動かない」
「商品未着によるクレームが届いた…」
など急にバイヤー(購入者)から、クレームが来たら驚きますよね…
商品未着を知ったら誰でも焦ります。
落ち着いて対応するようにしましょう。
eBayでは海外発送するため、日本の配送業者よりもトラブルが増える可能性が高いのも事実です。
正しい配送処理を行なってたとしても、配送業者による紛失などで商品が届かないこともあります。
この記事では、eBay輸出で商品が届かないときの解決方法と原因について解説します。
いざ商品が届かないトラブルが起きたときに、迅速に解決できるようこの記事で学びましょう。
eBay輸出で商品が届かない
eBayは海外発送がメインになるため、海外の空港などを経由し国内発送よりも複雑になります。
そのため、eBay輸出を行なっていれば自然と商品が届かないクレームがくることがあります。
eBayでは商品が届かないことを「未着」と呼びます。
共通言語になるため覚えておきましょう。
- バイヤー(購入者)がセラー(販売者)にメッセージで確認する
- バイヤー(購入者)が「未着リクエスト」を開く
- 「未着リクエスト」で解決できない場合は、「ケースオープン」に発展する
商品未着になる場合は、バイヤー(購入者)は現状をメッセージで送ってきます。
※メッセージがなく突然「未着リクエスト」を開くバイヤー(購入者)もいます。
セラー(販売者)がメッセージの返信をしなかったり反応がないと、バイヤー(購入者)は「未着リクエスト」を開きます。この「未着リクエスト」では、eBayの介入はなく追跡番号を確認したりメッセージでやりとりします。
「未着リクエスト」の期限内に対応することは必須となります。
「未着リクエスト」で解決できた場合は、バイヤー(購入者)はeBayに介入を求める「ケースオープン」を開くことができます。この「ケースオープン」では、eBayが取引履歴をみて返金の必要があるかないかを確認し対応方法を決定します。
未着リクエストやケースオープンが届いても、
焦らずに対応して問題を解決できるようにしましょう。
eBayで商品が届かないときの解決方法
eBay輸出で発送した商品が届かない場合は、適切な対応が必要になります。
セラー(販売者)は、追跡番号を調べて荷物の状況を調査する必要があります。もしこの調査を怠った場合は、商品の配達状況に関わらず強制的に返金される可能性があります。
バイヤー(購入者)が未着のメッセージを送ってきたときの、
対応方法を解説していきます。
- 追跡番号(トラッキング)を調べる
- 災害や事故による配送遅延がないか確認する
- 追跡番号がないときは、全額返金する
順番に荷物が届かない場合の解決方法を見ていきましょう。
追跡番号(トラッキング)を調べる
荷物が届かない場合は、商品の追跡情報(トラッキング)を配送会社のHPで調べましょう。
eBayのオーダー画面からも、追跡情報を確認することができます。
オーダー画面の追跡番号(トラッキング番号)をクリックすると、
下の画像のように輸送中の荷物を調べることができます。
「Delivered」になっていれば、eBay輸出で発送した荷物は到着しています。
左には、日付と時刻が書いてあるのでもし荷物が途中で止まっていたら、どこで荷物が動いていないかすぐにわかることができます。
eBayのオーダー画面でも、配送業者の公式サイトどちらからでも情報は確認できます。
追跡番号では到着済みになっていてもバイヤー(購入者)が届いていないと言う場合は、追跡番号を確認して「○月○日に到着済みになってるので確認してください」とメッセージを送り確認してもらいましょう。
追跡番号が到着済みになっていれば、
強制返金になることはほぼありませんので安心してください。
追跡番号がわかっても、日本郵便のEMSを使ってる場合は注意が必要です。
日本郵便の場合は、国によっては追跡番号が表示されない国もあります。
追跡情報が分からない場合は、「追跡番号がない」と同じ意味になります。
いまのeBayでは、日本郵便を使うのはリスクが高いのでクーリエ(FedExやDHL、UPS)の配送会社を使うようにしましょう。
火災や事故による配送遅延がないか確認する
eBayでは日本だけでなく、取引相手の国の天候や便の運行情報などに左右されます。
日本では天候など考えず発送しますが、
海外の天気も影響するので確認が必要になります。
海外の天候情報や遅れが出ている地域があれば、FedExやDHL、日本郵便の公式ホームページの「お知らせ」に表示されます。発送前にあらかじめ把握できていれば、メッセージで先にバイヤー(購入者)に伝えておくとトラブルを事前に防ぐことができます。
運送業者に荷物を依頼するときに、口頭で担当者の方に聞くだけでもトラブルを防げます。
もちろん未着のメッセージが来たら、必ず調べて原因特定に努めましょう。
天候などの影響で荷物が遅れてる場合は、事前にeBayにメッセージで「取引No.と天候で遅れてる」ことを送っておけば強制返金などの理不尽なケースになることを防ぐことができます。
追跡番号がない場合は全額返金する
追跡番号がない商品は、配達の証明をすることができません。
そのため「未着ケース」を開かれれば、例え商品が届いていてもeBayに強制返金されます。
FedExやDHL、UPSなどのクーリエで発送するなら、追跡番号があるため安心して発送できます。
日本郵便は先ほども伝えたとおり、追跡番号があっても追跡できない国もあるため注意が必要です。
追跡番号のない発送方法をすれば、強制返金されることを知ってて悪用するバイヤー(購入者)もいます。
追跡番号のない発送は、
配送料金も安いですがリスクが高いので注意しましょう。
日頃から追跡番号付きで商品を発送していれば問題ありません。
eBay輸出で商品が届かない4つの原因とは?
ここでは、eBay輸出でよくある商品が届かない4つの原因と解決策を合わせて解説します。
eBay輸出で商品が届かない原因は、このパターンが多いです。
- 関税で荷物が止まっている
- 商品が途中で紛失している
- 荷物が返送されている
- バイヤー(購入者)の住所に不備がある
それでは順番に解説していきます。
税関で荷物が止まっている
日本と違い海外での取引の場合は、税関で荷物の検査があります。
発送商品に問題がなければ、スムーズに税関を通過して購入者のもとに商品が届けられます。
しかし、取引相手の国や商品のジャンルにより税関で時間がかかります。
送った商品によっては、税関で申請フォームの提出が必要になることもあります。
もし税関で止まっている場合は、配送会社に連絡をして荷物の状況を調べてもらいましょう。
申請フォームが必要な場合は、メールで申請フォームを送ってもらい速やかに提出しましょう。
もしバイヤー(購入者)側で必要なアクションがあれば、メッセージで送ることで対応してもらえます。
海外取引で関税が発生することを知らず、関税を支払わずに受取拒否するバイヤー(購入者)も中にはいらっしゃいます。事前にバイヤー(購入者)に、「関税がかかること」と「関税の支払いは購入者の義務である」ことを伝えておくと事前にトラブルを防ぐことができます。
商品が途中で紛失している
eBayの海外発送では、商品が紛失することも稀にあります。
国内配送業者なら紛失が起こることはほぼありませんが、海外の配送業者では紛失の確率が高くなります。
僕も今までクーリエで紛失を経験しております。
商品が紛失している場合は、追跡番号で商品が途中で止まってることが多いです。
商品に動きがない場合は、すぐに配送業者に連絡をして調査してもらいましょう。
24時間以内に調査結果をメールで送ってくれます。(長くて1営業日〜2営業日かかることもあります)
紛失している場合は、運送会社から補填の金額が振り込まれるため所定のフォームを提出すればOKです。
バイヤー(購入者)には、事実を伝えて返金するようにしましょう。
担当によっては商品の紛失で補填されないケースもあるので、
諦めずに何度も連絡して補填申請するようにしましょう。
荷物が返送されている
海外発送では、荷物が返送されることもあります。
主な理由は、
- 税関での保管期限が切れた
- 関税をバイヤー(購入者)が支払わない
- バイヤー(購入者)と連絡が取れない
- 申請フォームの提出がない(商品による)
これらの理由で返送されることが多いです。
バイヤー(購入者)の関税支払いが確認できなかったり、税関からの連絡が繋がらない場合は税関で荷物が保管されます。この税関での保管は期限が決まっており、その保管期限を過ぎると商品は返送されます。
日本郵便の場合は返送料金は無料ですが、
クーリエの場合は返送料金もセラー(販売者)負担となります。
FedExやDHLなどのクーリエでは、保管期限が過ぎそうな商品や提出物が必要な荷物はメールで届きます。
クーリエに登録しているメールは、必ず毎日確認して見過ごさないように注意してください。
荷物が返送された場合は、
「発送料金と返送料金を差し引いた金額を返金して商品は手元に残す」
「返送料金と発送料金をPayPalで振り込んでもらい再度発送する」
どちらかの対応を希望するかバイヤーに確認するようにしましょう。
eBayでは、関税の支払いはバイヤー(購入者)に義務があると定義づけております。
そのため関税拒否が原因でトラブルが起きても、eBayはセラー(販売者)を保護してくれます。
関税拒否が原因のトラブルであれば、僕たちセラー(販売者)は強気で大丈夫です。
バイヤー(購入者)の住所に不備がある
バイヤー(購入者)が登録している住所を間違えた場合、商品の荷物は間違った場所に配達されます。
追跡番号では「到着済み」となっているが、配送住所を間違えているためバイヤー(購入者)に届かないということになります。eBayでは追跡情報をもとに、返金を決定するため追跡情報が配達済みになっていれば心配する必要がありません。
それだけ追跡情報をアップロードすることは、eBayから大切な指標になっております。
必ず追跡番号付きの発送方法を利用するようにしましょう。
eBayでは「追跡番号」が鍵になる
eBayでは、過去追跡番号がない取引をすることもできました。
送料が安い分利益を残すことができるので、追跡番号のない発送を主体に取引をするセラー(販売者)もいました。
しかし、2023年の現在ではeBayでは追跡番号付きの発送方法が大切なポイントになっております。
追跡番号があることで、商品の配達の証明に使われます。理不尽な全額返金も、追跡番号があれば防ぐことができます。
自分を守るためにも、クーリエ(FedExやDHL、UPS)での発送を使うようにしましょう。
特に初心者でこれから始める人こそ徹底して追跡番号付きの発送を守りましょう。
eBayではクーリエを使用して発送しておけば間違い無いです。
特に初期アカウントの場合は、追跡番号をもとに発送されたかeBayに確認されます。
追跡番号のない取引ばかりだったり、商品の未着リクエストが多いとすぐにアカウント停止になります。
アカウント停止だけならまだしも、「永久サスペンド」に繋がる可能性も高くなります。
eBay輸出を始めたばかりなのに、アカウント停止で時間がかかってしまう事態は避けましょう。
これからeBayを始める人は、必ず追跡番号付きの安全な発送を心がけましょう。
クーリエを利用していれば問題ないので、FedExやDHLで送るようにしましょう。