eBay輸出では、課税事業者登録をして申告をすると「消費税還付」が受けることができます。
この消費税還付で必要な書類に、「輸出許可証」があります。
「輸出許可証」って聞き慣れない言葉ですよね?
どのように取得すれば良いか僕も最初はわかりませんでした…
「輸出許可証」は、各配送会社に連絡をして申請すれば取得することができます。
この記事では、「輸出許可証」の取得方法について記載していきます。
- 輸出許可証とは?
- 輸出許可証の取得方法(FedEx・DHL)
それでは順番に見ていきましょう。
輸出許可証とは?
輸出許可証とは、商品を販売して海外に輸出したという許可証になります。
この書類がないと輸出したという事実は認められず、消費税還付が受けれなくなる可能性がございます。
輸出許可証は、各配送会社に連絡をすれば受け取る事ができます。
1点注意したいのが、輸出許可証に記載のある名前が還付を申請する「法人」もしくは「個人」と一致するか必ず確認しましょう。
還付を申請する名前と輸出許可証の名前が一致しないと、
還付を受け取ることができません。
発送代行会社などを契約して行う場合は、輸出許可証が本人の名前で取得できるか確認しましょう。
自分の発送業者のアカウントを利用する場合は大丈夫ですが、配送代行会社によっては発送代行会社の名前で発送している場合があります。
有名な配送代行会社であれば問題ありませんが、万が一「輸出許可証」が発送代行会社の名前でしか取得できない場合は、国内販売とみなされる可能性があります。その場合は、還付どころか消費税を払う可能性も出てくるので十分注意しましょう。契約前に「輸出許可証」の名前を確認するようにしましょう。
それでは、各配送会社から「輸出許可証」を発行する方法を解説します。
輸出許可証を発行する方法
輸出許可証は、配送会社に申請をすれば取得することができます。
申請方法はとても簡単なので覚えておきましょう。
還付の申請前に必要な数を取得しても良いですが、数が多くなると受け取りまで期間が長くなる恐れがあります。
1ヶ月に1回月初に申請するルーティーンを作っておくと良いです。
配送会社にメールするだけで取得できるので、
取得方法はとても簡単です。
それでは「輸出許可証」の発行方法を、配送会社ごとに解説していきます。
FedExの輸出許可証を発行する方法
FedExの「輸出許可証」を発行する方法を解説します。
FedEx輸出許可証リクエスト
上のリンクをクリックします。
こちらからリクエストをクリックしてください。
「FedExの輸出許可証リクエスト」という画面に移動します。
この画面に移動しますので、ページ下部にあるフォームを入力していきます。
- 会社名:登録している会社名もしくは屋号
- 担当者名:自分の名前
- 電話番号:アカウントに登録している電話番号
- Eメールアドレス:輸出許可証を受け取るメールアドレス
- 出荷地:出荷している場所
- リクエスト件数:10件より多い場合は、エクセルシートに記入が必要
これら項目を入力します。
フォームに入力したメールアドレスに輸出許可証が添付されて送付されます。
100件より多い場合は、エクセルシートが添付されるのでエクセルシートに追跡番号を記入します。
このようにメールでエクセルシートが届きます。
メールに入力したエクセルを貼り付けて返信することで、輸出許可証を取得できます。
輸出許可証は必ず保存しておきましょう。
過去の分も含めてクラウドサービスで保存しておきましょう。
DHLの輸出許可証を発行する方法
DHLの輸出許可証を発行する方法について解説します。
輸出許可証を発行するためには、「jpcqhandling@dhl.com」にメールを送ります。
メールはDHLに登録しているアカウント
メールアドレスで送りましょう。
DHLではメールで必要な追跡番号を送りましょう。
書式は決まっておりませんが、簡易的なエクセルシートを添付すると担当者もわかりやすいです。
メールにて添付されて、「輸出許可証」が発行されます。
郵便局の輸出許可証を発行する方法
郵便局のEMSで発送した荷物は、EMSであれば20万円以内であれば発送したラベルを保管しておきましょう。
20万円以上の商品を販売した場合は、輸出許可証が必要になります。
輸出許可証は、郵便局の職員に対して許可証の作成を委任する形になります。
委任状に必要事項を記載して郵便局へ提出しましょう。
輸出許可証は時間がかかる可能性があるため、
前もって取得しておきましょう。
輸出許可証は事前に準備しておきましょう!
輸出許可証は、消費税還付を申請し受け取るために必要な書類になります。
普段からクーリエ(FedEx、DHL)を利用している方は、必ず申請が必要になるので事前に取得するようにしましょう。
輸出許可証は、量が多いと長くて2週間ほどかかる場合もございます。
取得に時間がかかってしまうと、
還付申請も遅れてしまうので事前に準備しておきましょう。
輸出許可証など必要になる時期は、契約している税理士に聞いて確認しましょう。
1ヶ月に1回は「輸出許可証」を取得するサイクルを組み込み事前準備を怠らずにしておきましょう。